裏道とは、旅する人の視点の問題

2012.01.07

私が走った大見川に沿う裏道は、やがて民家もまばらになり、伊豆スカイラインと交差するところで果てるのだが、車が1台やっとくらいのその道は、スカイラインの築堤の下をくぐっていて、その手前には、いい感じの木の電柱があった。ね、けっこうよく覚えているものでしょう。車で何度となく通った地域でも、その道からわずか100mに満たないところにも、まったく違う空気感や風景の様相が息づいている。それを見つけ出したときの面白さといったらない。

[参考]
ホテルグリーンプラザ東条湖 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad332655/

金沢市のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/190000/NO_102274/

ホテルモントレ グラスミア大阪 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad393984/

ああ車で行き来していたときはろくすっぽ何も見ていなかったのだな、ということがいやというほどわかる。それは、単なる群集や集団の中の1人でしかなかった他人と、たとえば友人になったり恋人になったりの縁ができて、その人のことをもう少しよく知るようになったということと、似ている面がある。裏道を辿ると、ああ、国道を走っていたときは、この町の、それこそ手を握ることもなかったんだな、と思ったりするのだ。まあ裏道、というのは常識的には相対的なものさしの言い方だから、私も別に幅何m以下で、1時間の車の交通量が何台以下、というような感じで考えているのではないんですけどね。トラックがぶんぶん通り過ぎる国道1号線のような1桁数字、あるいは2桁数字の国道から比べれば、都市部など例外もあるが、3桁数字の国道で、300番台以降のものは、交通量が一段少ない道路であることが多い。また特に人口の少ない山間部などでの3桁国道は、しばしばセンターラインもない道であることが多い。同じように県道からすれば、市道は裏道であり、車が入ってくることのできる市道からみれば、自転車や歩行者しか入ってこられないような路地が裏道となる。私は、裏道とは、旅する人の視点の問題だろうと思う。走りやすさや景観の良さはもちろんとても大切だけれども、何よりも、サイクリストが旅の自由を自己創造的に感じることのできる道が、裏道と言えるのではないだろうか。だから、その条件を満たすための要件の半分くらいは、サイクリストの側にあるのだ。




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